海外でのキラキラした生活を終え、空港に降り立ったあの日。
「これからは英語を活かしてキャリアアップして、私らしい人生を歩むんだ!」と意気込んでいた人も多いはず。
でも、現実はそう甘くありませんでした。
帰国して1年半。
見えてきた、ワーホリ帰国後アラサー女子たちの「生態」と、私自身の今の本音をまとめてみたいと思います。
【実録】帰国後のアラサーが辿る「テンプレ」のような生存ルート
帰国後の女子たちが通る道は、驚くほどみんな似通っています。まるで誰かが決めたレールがあるかのように、私たちは同じような迷走を繰り返します。
1. 就職、そして即「転職」のループ
帰国後、まず直面するのが仕事探し。
とりあえず正社員として就職するものの、数ヶ月で「……なんか違う」と違和感を抱き、結局すぐに転職活動を再開するパターンが本当に多いです。
海外の自由な空気感やフラットな人間関係を知ってしまった後では、日本のガチガチな組織文化や独特の同調圧力にフィットするのが想像以上に難しい。
自分に合う職場を見つけるまでは、数回のトライ&エラーはもはや「標準装備」と言えるかもしれません。
2. 焦燥感との戦い「必死の婚活」
仕事と同じくらい、あるいはそれ以上に必死になるのが「婚活」です。
「30代、未婚、無職(または転職直後)」という肩書きに焦りを感じ、帰国直後からマッチングアプリを回し、婚活パーティーに突撃する日々。
仕事の安定と、一生のパートナー探し。
この二大重労働を同時にこなさなければならないのが、帰国後アラサー女子のリアルな疲弊ポイントです。
3. 繋ぎの救世主「リゾバ」への集結
就職先が決まるまでの潜伏先として、リゾートバイト(リゾバ)を選ぶ人が続出するのも面白い現象です。
貯金を使い果たして帰国した身にとって、寮費無料で稼げるリゾバは合理的。
そして何より、現場には同じような「海外帰り」の仲間が多く、現実逃避と情報交換ができるセーフティネットになっているんですよね。
一部の猛者は、そこから資金を貯めて「おかわりワーホリ」へ旅立っていきます。
帰国して1年半。一周回って気づいた「何でもない毎日」の正体
さて、私自身はどうなったかというと、帰国から1年半が経ちました。
あんなに必死に勉強し、現地でサバイバルしてきた英語。
でも今の仕事では、英語を使う機会は一ミリもありません。
結局、あんなに遠くへ行ったはずなのに、気づけば以前と変わらない街で、以前と同じようなルーティンをこなす、何の新鮮さもない毎日を過ごしています。
「物足りなさ」と「平和な幸せ」のあいだで
正直に言えば、毎日が「物足りなさ」の連続です。
一歩外に出るだけで新しい発見があったあの刺激的な日々に比べると、今の生活はあまりにも静かすぎて、時々虚無感に襲われることもあります。
でも、その一方で、ふと思うのです。 「あぁ、この退屈さは、実はすごく贅沢な平和なんだな」と。
コンビニに行けば言葉が通じ、夜道を一人で歩いても怖くない。
お気に入りの入浴剤を入れてお風呂に浸かり、決まった時間に寝る。
海外での「戦い」のような日々があったからこそ、この何でもない平和が、実はどれほど守られた幸せなものかを知ることができました。
まとめ:辿る道は同じでも、その経験は無駄じゃない
「英語も使わず、元の場所に戻ってきただけ」 そう自分を責めたくなる日もあります。
でも、同じ道を辿っている仲間はたくさんいます。
「物足りない。でも、ありがたい」 「もっと遠くへ行きたい。でも、ここにいたい」
この矛盾した気持ちを抱えたまま、この平和を噛み締めて生きていく。
それこそが、大きな冒険を終えた私たちが手に入れた、新しい強さなのかもしれません。

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