途中で帰国した、仕事が見つからなかった、思い描いていた生活と全然違った…。
ワーホリに行けば、誰でも一度は「失敗したかも」と思う瞬間があります。
でも実際に現地で出会った人たちを見ていて思うのは、失敗かどうかは考え方次第だということ。
何を見るかによって、同じ経験が成功にも失敗にもなる。
この記事では、私自身の体験と、カナダで出会った人たちのリアルな「失敗談」を5つ紹介します。
失敗談① 孤独になって「このままいて意味あるのか」と何度も悩んだ【私の話】
正直に言うと、私もバイトがなかなか見つからない、やっと見つかってもシフトをなかなかもらえない時期がありました。
語学学校を卒業したのがちょうど11月。
ローシーズンで求人も少なく、採用されにくい状況が重なって、しばらく収入ゼロの時期が続きました。
さらにきつかったのが、語学学校で仲良くなった友達たちが次々と帰国していったこと。
急に周りから人がいなくなって、バンクーバーの冬の雨の中、「このままここにいて意味があるのかな」と何度も悩みました。
衝動的に帰国の飛行機を予約までしました。(その後思い直して便を変更しました)
でも踏ん張って残った後半は、新しい友達もできて、恋愛もできて、めちゃくちゃ楽しかったです。
孤独を感じて帰国するのも、一つの選択だと思います。
ただ、私は残ることを選んだからこそ見えた景色がありました。
つらい時間を越えた先で出会えた人や経験が、ワーホリの思い出を大きく変えてくれました。
だから私は、孤独を感じたらすぐ帰るべきとも、絶対に残るべきとも思いません。
実は、多くの人が同じような時期を経験しています。
だからこそ、その瞬間の気持ちだけで「失敗だった」と決めつけないことが大切だと思います。
失敗談② 働かずにダラダラして帰国【ホストファミリーのルームメイトの話】
大学を卒業してすぐカナダに来た男の子がいました。
同じホストファミリーのルームメイトです。
あまり働く意欲はなくて、特に目標もなく、ベストシーズンの夏から秋が終わるころに帰国していきました。
仕事もせず、語学学校の友達と遊んでいたばかりいた彼。
「それって意味あるの?」と思う人もいるかもしれません。
でも私はそれもひとつのワーホリのかたちだと思っています。
仕事を見つけなければいけないルールはないし、仕事がなければ帰国して日本で働けばいいだけ。
カナダで過ごした時間は、どんな使い方をしても本人のものです。
自分が納得できる過ごし方をすればいい、と改めて思いました。
失敗談③ カナダを見切ってアメリカへ【語学学校の知人の話】
同じ語学学校にいた人は、カナダでの仕事の見つかりにくさを冷静に見極めて、途中でアメリカに行くことを決めました。
アメリカに知り合いがいるそうで、ワーキングホリデーで中途半端に働くくらいなら、アメリカでワークビザを取ってしっかり稼ぎたいと目標を切り替えたんです。
「カナダを諦めた」と見る人もいるかもしれない。
でも私は状況を冷静に判断して、より良い選択肢に切り替えたと思っています。
ワーホリは目的じゃなくて手段。
海外で経験を積むという本来の目的のために、柔軟に動ける人は強いなと感じました。
失敗談④ 街が合わなくて帰国【薬剤師の友達の話】
薬剤師として働いていた友達は、半年間語学学校に通い、そのあとワーホリビザに切り替える予定でカナダに来ていました。
でも生活していくうちに、バンクーバーが肌に合わないと感じるようになっていったそうです。
雨が多くどんよりした冬の気候、ダウンタウンには麻薬を使うホームレスの姿もあって、治安面でも慣れなかった。
一人旅が好きでヨーロッパなど各地を旅してきた彼女にとって、バンクーバーの街の雰囲気はどうしても好きになれなかったと言っていました。
日本では薬剤師として専門職に就いていたのに、カナダでは飲食店でアルバイトをする。
家探しにも時間を取られる。
「このまま続けても意味があるのか」と感じて、帰国を決断しました。
彼女は、海外で生活する大変さを身をもって経験したことで、「日本に住む外国人に、薬のことをもっとわかりやすく伝えたい」という夢を持つようになったそうです。
実際、私も現地で体調を崩したときに彼女へ相談しました。
英語のパッケージはうまく読めないし、どの成分が何に効くのかもわからない。
そんなとき、彼女が一つひとつ丁寧に教えてくれました。
人に教える経験が多かった彼女は、海外で生活する中で、多くの人が想像以上に困っていることに気づいたそうです。
海外で不安や不便を感じたからこそ、「日本で暮らす外国人も同じように困っているのではないか」「自分にできることがあるのではないか」と考えるようになったと話していました。
今では薬剤師として日本で経験を積んでいます。
帰国を決めた後も、カナダは合わなかったけど、新しい目標ができたので、本当に行ってよかったと話していました。
失敗談⑤ ビザトラブルで強制退去【ルームメイトの話】
これは私が一番驚いたエピソードです。
ルームメイトの子はCoopビザでカナダに来ていたのですが、ビザの発行時に手違いがあって、就労に必要なビザが含まれていないことが発覚。
変更手続きをしなければいけなかったのですが、なんとなく先延ばしにしてしまって…気づいたらビザが切れる当日になっていたんです。
そこから日付が変わるギリギリに国境を越えて再入国を試みたのですが、入国管理官に怪しまれてしまい、「7日以内にカナダを出て行くように」と言い渡されてしまいました。
そんなことあるんだ、と一緒に爆笑したのはいい思い出(笑)
でも観光ビザでゆっくり過ごしながら就労ビザを取り直す計画も、積み上げてきた予定も、全部白紙に。
普通なら相当落ち込む状況です。
でも彼女は「日本に帰れば韓国に旅行行けるし、そろそろ歯医者にも行きたかったからちょうどよかったかも!」
負け惜しみじゃなくて、本当にそう思っているのが伝わってきました。
たくさん旅行に行けたし、他にも行きたいところは全部行っておいてよかった、とも。
ポジティブに考えるだけで、失敗ってなくなるんだなと、彼女を見ていて強く感じました。
まとめ|何を見るかで、成功にも失敗にもなる
5つのエピソードを振り返ると、共通して言えることがあります。
途中帰国も、仕事が見つからないことも、ビザトラブルも、客観的に見れば「失敗」に見えるかもしれない。
でもその経験をどう意味づけるかは、自分次第です。
- 孤独になって悩んだからこそ、後半の楽しさが倍になった
- 働かずに帰っても、それはそれでひとつの選択
- うまくいかなければ、より良い場所に移ればいい
- 帰国を決めたことで、新しい夢ができた
- 強制退去になっても「歯医者行けてよかった」と笑える
ポジティブでいる限り、どんな結果も無駄にはなりません。行動した人にしか得られない経験が、必ずあります。
「失敗するかもしれない」という不安で踏み出せないなら、この記事のエピソードを思い出してみてください。

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